「わたし」という生き物

わたしに愛される存在になりたい

ピアノ、そろばん、家庭教師、通信教材

「わたし」という生き物は

なにをやっても続かなかった。

周りの子たちもやっていたからやってみたけど

楽しくもないし、情熱を感じることもなかった。

結果が出るわけもなくて

そのうちレッスンに行くのも

教材を見ることすら大嫌いになった。

なにをやっても続かなくて

できない自分がイヤだった。

「みんな」がいいねって言ってくれて

「わたし」が結果を出せるものをずっと探してきた。

最近、少しずつ分かってきたの。

理想のわたしばかりに価値を置いて

現実のわたしをないがしろにしていたってこと。

自分を大切にしていないと

ひどいことを言ってくる人の言葉を

心のどこかで信じてしまう。

うれしいことや幸せを感じることがあっても

不安になって、怖くなって

自分で壊すようになっちゃうの。

仕事も、恋愛も、人間関係もね。

自分をすり減らすような選択するようになる。

忘れないでね。

自分がいやだと感じるなら我慢して続ける必要はないし

優れた存在になろうとしなくていいの。

その力みは人生を混乱させるものだから。

どんな時も、そんな瞬間も

自分自身に優しい目を向けて、優しい態度で

この小さな「わたし」を支えてあげてほしい。

何も問題ない、大丈夫よ。

そうすれば

少しずつ運が向いてくるから。

他人から愛される存在になる前に

他人から必要とされたいと願う前に

まずは自分自身に思いやりを持って

優しくして、いろんなことを経験させてあげてね。

あなたの笑顔が

あなたの優しい言葉が

あなたの人生に返ってくる。

それから周りに分け与えればいいの

それが誰かのためになる日がくるからね。