もう一度ここから
静かな夜に思い出したのは
小学生の頃のこと。
担任にクラスの女子全員が呼ばれて
暗い教室の中で「みんなに謝れ」って言われた日。
原因は仲良しグループでのトラブルだった。
わたしは感情をコントロールをまだできていなくて
すごくわがままだったと思う。
友達が離れていったのも理解できた。
大人が「お前が悪い」と言えばそれが正しくて
先生が言う「みんなに謝る」ことしか選択肢はなかった。
ひとりだけ「わたしもごめんなさい」って返してきた子がいた。
びっくりして顔をあげたら、ほとんど話たことがない子だった。
あの子の「わたしもごめんなさい」の意味を知りたかったけど
わたしには「ごめんなさい」以外の言葉は許されないからスルーした。
あれで、先生は満足だったのかな。
本当に「みんな」に謝らないといけないことをしたのか
「みんな」に隠れた誰かに謝らなきゃいけなかったのかな。
・・・・・・・
あの日の出来事は
「罰」を与えるための時間で
「学び」のための場所ではなかった。
もしわたしみたいにに失敗した子がいたら
追い込むより少しでいいからその子の話も聞いてあげてほしい。
人から押し付けられた言葉を言わせるより
自分で考えて心を育んでいけるように一緒に考えてあげてほしい。
選択を間違えることがあったとしても
そこから生まれるものは失敗じゃなく学びであってほしい。
子供たちにとって周りの大人の言葉や態度は
「深い傷」にも「心の支え」にもなるから。
あの頃のわたしみたいに苦しみや悲しみの中にいるなら
深呼吸して、心の中で何度でも言い聞かせてね。
わたしをあきらめないで
わたしはよくがんばっているから
わたしはわたしを幸せにできるよ
今度は大切な人たちに「ありがとう」って言える人生にしよう。
大好きだよ。
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