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もっと欲張りに生きる【前半】

最後のわがまま

わたしの結婚が決まったとき

父親に冷蔵庫が欲しいってお願いしたことがあって

最初は軽くいいよって感じで、すごくうれしかったんだよね。

 

小学生の時に親が離婚してから

なんとなく「これが欲しい」って言うことに

罪悪感がついてくるようになってた。

 

いざ待ち合わせして一緒に見に行った時

会った瞬間からすごく不機嫌で

ああ、やっぱり嫌なんだなって感じたけど

一生に一度のことだし頑張ってお願いしたかった。

 

そのころ周りの友達も結婚する子が増えてきて

両親から結婚祝いで家具を買ってもらったとか

家を建てるのに援助してもらったとか

そうゆう話を聞いてたから

わたしも娘として父親にお願いをしても許される存在なのか

知りたい気持ちもあった。

 

気になってた冷蔵庫の値段をみたら

「相手の両親はご祝儀いくら出したんだ」

「あいつはいくら稼いでるんだ」

「身の丈に合った生活をしろ」

 

そう言われて、、、

「身の丈に合った冷蔵庫ってなんなん?」

爆発しそうな怒りと涙を堪えるのに必死だった。

 

わたしはもう

父親の機嫌をうかがって言うことを聞く子供じゃない。

 

買ってもらえないことに傷ついたんじゃない

他の子みたいに娘のお願いっていう甘い考えは通じなかったことも

わたしたち親子は愛情で繋がってはいなかったことも

絶望するにはじゅうぶんで

そんな父親を持ったことにぶつけようもない怒りを感じていた。

 

「もういい」とだけ言って

怒りと悲しみと絶望で重くなった体を引きずりながら

家電量販店から出て旦那と母親に電話した。

ふたりともわたしがあまりに大泣きするもんだから

落ち着いてって何回もふたりに言われたのは覚えてる笑

 

「帰っておいで」って言われて

こんな悲しいことは終わりにしようと決心した日だった。

 

それから父親とは疎遠になって、、、

まあ、わたしが全部ブロックしちゃっただけなんだけど!笑

 

親でも分かり合えない人もいるのは仕方ないことだし

親でも自分を傷つける人に従ったりしなくていい。